開催にあたり

第15回日本Advanced Heart & Vascular Surgery/OPCAB研究会
アカデミック学術集会会長
東邦大学外科学講座心臓血管外科学分野 教授
渡邉 善則
 
 この度、「第15回日本Advanced Heart & Vascular Surgery/OPCAB研究会アカデミック学術集会」をお世話させて頂くこととなり、2012年(平成24年)12月13日(木)、東京ステーションコンファレンスでの開催を目指し,鋭意準備に取り組んでおります。

日本Advanced Heart & Vascular Surgery/OPCAB研究会は、1999年に本邦におけるOFF-PUMP CABGに特化した唯一の研究会である日本OFF-PUMP CABG研究会として発足し、本術式をライブ手術で供覧することで本邦に広く普及することを目的としました。今日本邦におけるCABGの60%以上がOFF-PUMP CABGで行われるようになり、当初の目的は十分に達成されるに至りました。

本研究会は更に幅広い分野で心臓血管外科手術の向上を目指し、2010年より日本Advanced Heart & Vascular Surgery/OPCAB研究会と改称し、2012年よりライブ学術集会とアカデミック学術集会の年2回の開催となり、本邦における心臓血管外科を牽引する役割を担う気概のある研究会へと進化いたしました。

黎明期を支え今日の進歩に導いた先輩医師の業績を基に、心臓血管外科の新たな時代の幕開けを目指すため、今回のテーマを“温故知新”としました。今回初めて開催するアカデミック学術集会が、次代を担う若手心臓外科医の指針となる実り多い研究会となるよう、全身全霊を尽くしたいと考えています。

第26回日本冠疾患学会学術集会の前日開催となり、ご多忙とは存じますが、本研究会に多くの先生方がご参加頂けますよう宜しくお願いいたします。